タラのピルピル(タラのオリーブオイル煮)

タラのピルピル(タラのオリーブオイル煮)

嵐田 憲和シェフのレシピ

コツ・ポイント

ピルピルはスペイン・バスク地方の伝統料理で、干しダラを長時間かけてオリーブオイルで熱を加え、旨味とゼラチン質を出す調理法です。今回は手に入りやすい甘塩タラを使用。
極弱火で熱を加えるのがポイント。タラの水分とオリーブオイルを攪拌して乳化させ、タラのゼラチン質でソースを固めます。

材料

4人前
調理時間: 約20分

甘塩タラ ▶骨を抜く 400g 
EXVオリーブオイル 300g 
にんにく ▶スライス 4片 
鷹の爪 ▶輪切り 2本 
適量 

作り方

  • タラが入るサイズの鍋にEXVオリーブオイル、にんにく、鷹の爪を入れ中火にかけ、にんにくがきつね色になるまで揚げる。にんにくと鷹の爪をペーパーの上に取り出す。

    STEP 1

    タラが入るサイズの鍋にEXVオリーブオイル、にんにく、鷹の爪を入れ中火にかけ、にんにくがきつね色になるまで揚げる。にんにくと鷹の爪をペーパーの上に取り出す。

  • そこへタラを入れ、極弱火でゆっくり温める。※タラの皮から白い泡と液体がポコッポコッと出る状態を保つ。熱くなりすぎたら火からおろして温度を調整。

    STEP 2

    そこへタラを入れ、極弱火でゆっくり温める。※タラの皮から白い泡と液体がポコッポコッと出る状態を保つ。熱くなりすぎたら火からおろして温度を調整。

  • 約10~15分極弱火でタラに火を通す。金串を刺して軽く熱くなる状態で、タラを取り出す。
※タラのゼラチン質を溶かすため、ゆっくり弱火で調理する。

    STEP 3

    約10~15分極弱火でタラに火を通す。金串を刺して軽く熱くなる状態で、タラを取り出す。
    ※タラのゼラチン質を溶かすため、ゆっくり弱火で調理する。

  • 茶漉しのような目の細かい網を使ってよく混ぜることで、しっかり乳化させる。混ぜていると、だんだん白濁化して固まってくる。

    STEP 4

    茶漉しのような目の細かい網を使ってよく混ぜることで、しっかり乳化させる。混ぜていると、だんだん白濁化して固まってくる。

  • 全体が均一に乳化され、とろみがついたらOK。
※もしタラのゼラチン質が足りず固まらない場合は粉ゼラチンを、硬くなりすぎたら水を補い調整することも可能。

    STEP 5

    全体が均一に乳化され、とろみがついたらOK。
    ※もしタラのゼラチン質が足りず固まらない場合は粉ゼラチンを、硬くなりすぎたら水を補い調整することも可能。

  • 乳化させたソースの味を塩で調える。もう一度タラを入れてソースをからめながら温める。皿にタラを盛りつけ、ソースをかけ、揚げたにんにく、鷹の爪を飾って完成。

    STEP 6

    乳化させたソースの味を塩で調える。もう一度タラを入れてソースをからめながら温める。皿にタラを盛りつけ、ソースをかけ、揚げたにんにく、鷹の爪を飾って完成。

嵐田 憲和

嵐田 憲和シェフ

1979年神奈川県生まれ。大学卒業後、23歳で料理の道へ。滋賀・大津「セルポワ」で4年間働き、料理の基礎を学ぶ。その後スペインへ渡西し、人生で一番美味しい料理を「スベロア」で出会い衝撃を受け、バスク地域で修業しようと決意する。再びスペインへ渡り10数軒のレストランを訪ね、交渉を重ねスロベアでの修業に辿り着く。2年間の滞在中にスロベア(2ツ星)をはじめアスルメンディ、カサマルシアルなどスペイン各地の星付き店8軒でクラシカルなスペイン料理を中心に学ぶ。スロベアでの1年間が自分にとっての教科書となっている。帰国後、2010年にアラシダをオープン。

みんなのおいしかった!

  • ソースが美味しくできました

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