すじねぎ焼

すじねぎ焼

中西 保夫シェフのレシピ

コツ・ポイント

大阪名物「ねぎ焼」をご紹介します。一番人気は、やはりすじねぎ焼。
和牛がお勧め。手に入らなければみりんを使い、醤油を増やして味を調整しましょう。
生地は出汁:粉=3:1とゆるめ。青ねぎをたっぷりのせたら生地を数回に分けてかけ、流れ出た生地をよせて周りに土手を作るのがポイントです。

材料

4人前
調理時間: 約110分

■牛すじこんにゃく  
牛すじ肉 ▶※和牛がおすすめ。 300g 
こんにゃく ▶板こんにゃくを縦を4等分、太さ5mm位に切っておく 1/2枚 
ネギの青い部分(なくても良い) 適量 
生姜 20g位 
1200cc 
濃口醤油 ▶※肉により、量は微調整 大さじ4 
料理酒 大さじ4 
砂糖 ▶※和牛でない場合、みりんも少々加えると良い 大さじ4 
■生地  
薄力粉 ▶よくふるっておく 400g 
粉炭酸(重曹) 7g 
出汁 ▶かつおと昆布の出汁を作り冷ましておく 1.2リットル 
▶卵白のコシを切るように、スプーンを前後に動かして攪拌する Lサイズ3個 
■具材  
さば粉 ▶※なければかつお粉で代用 適量 
青ねぎ ▶青い部分は太め(5mm位)、細い部分は細めに切る 300g 
紅しょうが ▶粗めに刻んでおく 適量 
えび粉(あれば) ▶※なくても良い 適量 
サラダ油 適量 
■醬油タレ(作りやすい量)  
みりん ▶みりんを軽く煮切ってから醤油を加え、沸騰寸前に火を止める 20cc 
濃口醤油 100cc 
■仕上げ  
レモン ▶くし切りに4等分する 1/2個 

作り方

  • 【牛すじこんにゃく】鍋に水(分量外)とすじ肉を入れて強火にかけ、アクをこまめに取る。沸騰後火を弱め、約15分下茹でする。ザルにあけ流水で冷まし、一口大に切る。

    STEP 1

    【牛すじこんにゃく】鍋に水(分量外)とすじ肉を入れて強火にかけ、アクをこまめに取る。沸騰後火を弱め、約15分下茹でする。ザルにあけ流水で冷まし、一口大に切る。

  • 鍋にすじ肉の材料を全て入れ、強火にかける。沸騰したら弱火にしてコトコト煮る。アクと脂は丁寧に取り除く。一番硬い部位が柔らかくなったらOK(約1時間が目安)。

    STEP 2

    鍋にすじ肉の材料を全て入れ、強火にかける。沸騰したら弱火にしてコトコト煮る。アクと脂は丁寧に取り除く。一番硬い部位が柔らかくなったらOK(約1時間が目安)。

  • 【生地】ボウルに薄力粉・粉末の炭酸を入れ、出汁を注ぎ、ホイッパーでゆっくりとかき混ぜる。こし器で漉してダマを取り除き、なめらかにする。

    STEP 3

    【生地】ボウルに薄力粉・粉末の炭酸を入れ、出汁を注ぎ、ホイッパーでゆっくりとかき混ぜる。こし器で漉してダマを取り除き、なめらかにする。

  • しっかりとほぐした卵を加え、ホイッパーで軽くかき混ぜる。 ※生地は、水分量多めでゆるめの仕上がり。

    STEP 4

    しっかりとほぐした卵を加え、ホイッパーで軽くかき混ぜる。 ※生地は、水分量多めでゆるめの仕上がり。

  • 【焼く】ホットプレートを最高温にして(またはフライパンを強火で)十分温める。サラダ油を引き、お玉1杯分の生地を注ぐ。

    STEP 5

    【焼く】ホットプレートを最高温にして(またはフライパンを強火で)十分温める。サラダ油を引き、お玉1杯分の生地を注ぐ。

  • クレープを焼くようにお玉の背を使って丸く伸ばすと良い。

    STEP 6

    クレープを焼くようにお玉の背を使って丸く伸ばすと良い。

  • 生地の上全体にさば粉をふりかけ、青ねぎを中央にこんもりと盛り、紅しょうがを散らす。えび粉があれば、ふりかけるとより風味が増す。

    STEP 7

    生地の上全体にさば粉をふりかけ、青ねぎを中央にこんもりと盛り、紅しょうがを散らす。えび粉があれば、ふりかけるとより風味が増す。

  • 生地(約200cc)を数回に分けて、少しずつ中央からかけていく。生地が少し外に流れ出る。

    STEP 8

    生地(約200cc)を数回に分けて、少しずつ中央からかけていく。生地が少し外に流れ出る。

  • 四方に流れ出る生地をコテでよせ、土手をつくる。※生地を数回に分けてかけ、少しずつ土手を高くしていくことで徐々に生地全体に火が通り、またひっくり返し易くなる。

    STEP 9

    四方に流れ出る生地をコテでよせ、土手をつくる。※生地を数回に分けてかけ、少しずつ土手を高くしていくことで徐々に生地全体に火が通り、またひっくり返し易くなる。

  • 煮付けたすじ肉こんにゃくをたっぷりのせ、具材が落ちないようにしっかり土手を作る。

    STEP 10

    煮付けたすじ肉こんにゃくをたっぷりのせ、具材が落ちないようにしっかり土手を作る。

  • 最後の生地を表面にかけ、2本のコテで、具材がこぼれないようにひっくり返す。

    STEP 11

    最後の生地を表面にかけ、2本のコテで、具材がこぼれないようにひっくり返す。

  • 飛び出した具材を戻し、外に流れた生地を寄せたら、コテの先で外周だけを軽く押さえつける。※中央は押さないようにすると、ふっくら仕上がる。

    STEP 12

    飛び出した具材を戻し、外に流れた生地を寄せたら、コテの先で外周だけを軽く押さえつける。※中央は押さないようにすると、ふっくら仕上がる。

  • 生地や青ねぎに火が通りにくい場合は、蓋をすると良い。

    STEP 13

    生地や青ねぎに火が通りにくい場合は、蓋をすると良い。

  • ひっくり返し、裏面の中心の部分をコテの先で穴を空け、生地とねぎがしっかりと加熱されていたら焼き上がり。(200℃で約5分が目安。)

    STEP 14

    ひっくり返し、裏面の中心の部分をコテの先で穴を空け、生地とねぎがしっかりと加熱されていたら焼き上がり。(200℃で約5分が目安。)

  • 肉のある表面を上にし、作っておいた醤油タレ(めんつゆでも良い)を刷毛でねぎ焼に塗る。軽くタレを焦がして香ばしさをプラス。最後にレモンを絞ってふりかけて完成。

    STEP 15

    肉のある表面を上にし、作っておいた醤油タレ(めんつゆでも良い)を刷毛でねぎ焼に塗る。軽くタレを焦がして香ばしさをプラス。最後にレモンを絞ってふりかけて完成。

中西 保夫

中西 保夫シェフ

1967年大阪府大阪市出身。 愛知学院大学にゴルフ推薦で入学するも、プロゴルファーになるため約半年で中退し、泉ヶ丘カントリークラブに入社する。プロテストを受けるが5回落ちる。24歳のとき父親が和食処「竜田屋」を開業したことを機に、食の世界に入る。27歳でうどん居酒屋「一休」を個人開業する。30歳で現在のねぎ焼き、お好み焼き「福太郎」をオープン。開業から数年、厳しい時期もあったが、粉ものの改良や鉄板メニューの充実をはかり、今では最長3時間待ちの店となる。現在、大阪高島屋・東京スカイツリー・グランフロント大阪に支店も展開している。

みんなのおいしかった!

投稿がまだありません。
おいしかった!を写真でシェアしよう。

関連レシピ

このレシピを見た人は
こんなレシピも見ています